2011-04-06

山を歩きながらの想い



東日本大震災から一ヶ月が経とうとしている。
自然の脅威を見せつけられた瞬間。

自然現象に想定などというものは通用しない。
大地震が起きる度に、建築物は強度を増し、
津波が起きる度に防波堤が高くなっていく。

人間の傲り。

地球の営みに抵抗などできるはずもない。
人も地球の中で生かされているのだから。



津波で流された街。
瓦礫となってしまった家々には、暖かい灯がともり家族の笑顔があったはず。
それぞれの生活があり、人生が刻まれていた場所。
被災地と言う言葉でまとめてしまうには、余りにも重すぎる惨状。



死者は3万人に近付こうとしている。
多過ぎて現実感が湧かない。

でも

一人一人の家族、想い、無念さを考えたとき、悲しみの大きさは計り知れない。




被災された方々
今は思い切り泣いて、途方に暮れて、

いつの日か必ず
笑顔が戻ることを信じています。



自然は挑もうとすると脅威であり、近付こうとすると優しさを見せてくれる。
恐ろしくもあり、それでもやっぱり美しい。


東日本大震災は
人間の作った物を破壊しつくし
人の優しさ、絆を運んできてくれた。


(鹿沼市 二股山~古峰ヶ原高原)



0 件のコメント:

コメントを投稿