2010-11-10

手形陶板

現在、陶芸の先生の指導を受けてこんな手形の陶板を作成中。
焼き上がったら、住宅の外壁にはめ込む予定。
今日は掛けた釉薬の調整をしました。
余分なところを拭き取って、足りない所を塗り足してと、地味な作業。
これで窯詰めすればOK。
焼き上がりが楽しみ(^_^)v

この木枠にみっちり粘土詰込んだのに、乾燥、素焼きが終わったらこんなに縮んだ!
完成時には一割くらい縮むらしい。




陶芸を教えて貰っている方からこんな話を聞きました。

「暮らしの大元に農業や山仕事があってそして焼き物があって・・・それらが自然につながってた時代があったと思います。今はそれらが別々の世界のようになってしまって。
原土を掘ってきてスイヒを繰り返し粘土を作る経験も私はありません。」

生活があって、必要性があって、身近なものの工夫から道具ができて、そんな自然な流れの中から生まれてくるものは、無駄なところが無く美しい。
焼き物ってそんなものかもしれない。

木灰も貝殻も、藁までも釉薬になってしまう。
枝下ろしをした枝を燃料とし、燃え残った灰は、釉薬となっていく。
なんて整然とした流れ。
これこそエコ!

土を掘ってきて粘土をつくり、薪を燃して釉薬をつくり、焼いた器で畑の作物をいただくなんて、本当の人の生活、という気がします。
自分が生きるために汗を流す、明日食べるために今日働く、なんか、ホッとする人の生き方です。
熱気球のイベントにくる子供達の姿を見ていても、こんな素朴な素直な生き方を思い出させてくれます。
いつも、教えられているんすね。
何、欲張ってるの? 何、急いでいるの? と・・・

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